【お金の知識】円高円安ってなに?
どうもーテキトーブロガーです。
今回は、【円高円安】って何なのか?どういう影響があるのか?についてまとめていきたいと思います。
1.円高円安ってなに?
円高円安とは、米ドルに対して日本円の価値を示す指標です。
例えば、
1ドル=100円 → 1ドル=110円
になれば、1ドルあたりの円の価値が下がっているので、円安と言います。
こうなると、
4ドルのパンを400円で買っていたのが、440円で買わなければいけなくなるのです。
日本円の価値が低いため、多くの日本円を払わなければいけなくなります。
逆に
1ドル=100円 → 1ドル=90円
になれば、1ドルあたりの円の価値が高くなったので、円高と言います。
2.どうすると円高や円安になるの?
円高と円安の意味は分かったと思います。では、どうしたら円高や円安になるのか説明していきます。
円高円安は、為替取引がかかわってきます。為替取引とは、日本円を米ドルに換えたり、米ドルを日本円に換えたりすることです。
海外旅行に行くときに、日本円を海外のお金に換金しますよね?これが、為替取引です。
下図のような経験はあると思います。
アメリカに旅行に行くとき、1ドル=100円だと、10000円を100ドルに換金し旅行に行きます。
帰国するときに、1ドル=110円になっていると、100ドルが11000円になって返ってきます。これにより、1000円儲けることができます。
このように、日本円を米ドルに換えたり、米ドルを日本円に換えたりする取引が日々行われています。
FXという投資を聞いたことがある人もいると思いますが、FXはこの為替取引により、儲ける投資方法です。基本は、円高の時に米ドルに換え、円安で日本円に換えるというやり方です。
また、国債という国の借金に対して、金利というものが設けられており、金利でお金を稼ぐために、日本円に換えたり、米ドルに換えたりもします。国債については、他の記事で詳しく説明します。
このように、為替取引が頻繁に行われることで、日本円の価値が変動し、円高や円安になります。
日本円に多く換金されると、円高になります。
また、日本円から米ドルに多く変換されると円安になります。
3.円高円安での経済的な影響は何なの?
円高円安で影響を受けるのは、貿易です。
例えば、1ドル=100円 → 1ドル=90円 で円高になったとします。
すると、下図のようなことが起きます。
輸入では、安いお金で海外から物を買うことができます。
しかし、輸出では売上額が減ります。そのため、同じ売り上げを出すため高い値段で海外に売ろうとし、売れにくくなります。
円高になると、輸入は得し輸出は損します。
円安では、逆のことが起きます。
円安になると、輸入は損し輸出は得します。
では、日本にとっては円安円高どちらがいいのでしょうか?
それは、円安です。
日本の産業は、輸出産業が多いです。そのため、円安になると、輸出産業が活発化し、企業が儲かります。企業が儲かると、従業員の給料が高くなり、国民のお金が増えます。すると、経済が周りはじめ、好景気となります。
今回は、円高円安について基礎知識をまとめました。
この円高円安は、日銀などによって操作されることなどもあります。まだまだ、奥が深い内容なので、また記事にしていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。